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親父になる 第三部・26歳で子供を授かり、本当の意味での親父になるまでの物語。新連載(連載中)

2015年7月17日金曜日

5話 大樹とお風呂

親父になる

NO.・ 5・


「ただいまー! 大樹、いるかー?」

昨日、大樹と一緒に風呂に入る約束だったからね、今日は早めに仕事をあげて帰ってきたよ。

「あ、とーちゃん、待ってたよ」
「そうかあ、今日はチンチンの見せっこだもんなあ」
「うん、もう、かーちゃんがお風呂を沸かしてくれたよ」
「そうか、じゃ、早めに入っちまうか」
「うん、入ろう、入ろう!」
「ぺそー、Tシャツは冷蔵庫でお願いねー」
「あいよ、冷やしておくよ」

Tシャツと冷蔵庫の関係は、親父になる 第二部 に書いてあるから、よかったら読んで下さいな。

大樹と風呂に入るなんて、何年ぶりだろう?
低学年の頃は、よく入ったけどなあ。
俺も残業が多くなったりしてたからなあ。
なかなか入る時間を持てなかったんだよ。

大樹は洋服をさっさと脱いで、風呂に入ったっけ。
俺の作業着は、そんなに早く脱げないからね、後から入っていったよ。

「大樹、体を流してから湯船に入ったか?」
「うん、とーちゃんに教わったじゃん。ちゃんと守ってるよ」
「そうか、いい事だ」

俺が体を流して、湯船の淵をまたいだ時だった。

「とーちゃんのチンチン、でっけーー!!」

湯船に浸かってた大樹の鼻先に、俺のチンチンがぶら下がったんだな。

「そうか?大人になると、みんなでかいチンチンになるんだぞ」
「へー。俺もなるのかなあ?」
「なるさあ。で、大樹のチン毛を見せろよ」
「うん、ほら、ここに生えてるでしょ?」
「ほほー、産毛が生えてきたな?」
「え?産毛ってなあに?」
「うーんとな、鳥でいえば、赤ちゃんの毛だ。まだ大人の毛じゃないんだ」
「え?でも、チンチンに生えたんだから、チン毛でしょ?」
「まあな。間違いはないな」

大樹もまんざらではなさそうだったよ。
チン毛が生えてきたのが、よほど嬉しかったんだろうな。
俺も子供の頃を思い出したよ。

「でも、とーちゃんのチンチンと俺のチンチン、全然違うし」
「そうか?どこが違う?」
「とーちゃんの、でっかくて、黒いし、先っぽも違う」
「うん、そうだな」
「なんで違うの?」
「体がでかくなれば、チンチンもでかくなるさ」
「うん」
「セックスをすれば、チンチンも黒くなるさ」
「え?セックスって子供を作ることでしょ?」
「そうさ。前に、かーちゃんに教わったろ?とーちゃんのチンチンが、かーちゃんの体の中に入って、大樹が生まれたって」
「うん、でも、それで黒くなるんだ?」
「そうだな、だいたいそんなもんだ」

大樹はまだ怪訝な顔をしてるよ。

「とーちゃん、俺のチンチンの先っぽ、皮がびろびろしてるけど、とーちゃんのチンチンにはないじゃん」
「あ、これか。これはな、大きくなると、びろびろした皮が後ろに剝けてくるんだよ」
「え!?皮が剝けるの?痛くないの?」
「大丈夫だ、自然に剝けてくるからな」
「へー。なんで剝けるんだろう?」
「なんでって、そりゃ、セックスがしやすいようにさ」
「剝けないと、セックスできないの?」
「どうだろう?そんなことはないと思うけどな。手術で剝く人もいるぞ」
「痛そうでやだなあ」
「いつか、大樹もチン毛がぼうぼう生えて、先っぽの皮も剝けるから、心配すんな」
「へー。。。」

はたしてこんな説明で、大樹は納得したんだろうか?
まあ、今、納得できなくても、いずれは耳に入ってくる話題だ。
変な隠し事にするより、オープンにした方がいいだろうって思ったよ。

「明日、学校で、ゆーたに聞いてみる」
「何を?」
「チンチンのこと」
「そうだな、ゆーたは親友だろ?そういう友達なら話してもいいかもな」
「うん」
「大樹、明日、ゆーたに話したこと、とーちゃんに教えてくれるか?」
「うん、いいよ」
「よし、約束だぞ」
「うん」

風呂上り、冷蔵庫Tシャツを着て、キンキンに冷えたビールを一杯。
大樹は食も太くなったし、安心だ。
こんなことで幸せを感じるって、人間ってやつは単純に出来てるんだなあ。

「ぺそも、呑もうぜ」
「あたぼうよ!」

この日は、ちょっとだけ、夜更かししたっけ。

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これまでの読み物
「親父になる 第一部」 「親父になる 第二部」
「生まれるということ」 「土に呟きながら」 「右手を眺めて」 「小さな記憶」

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